...神の使もえ享(う)けぬやうなる饗應(もてなし)すべし...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...所謂支那料理を饗応(きょうおう)された事がありますが...
太宰治 「惜別」
...そこには饗宴の筵(せき)が設けてあった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「蓮花公主」
...りっぱな饗宴(きょうえん)の美と楽しみとを殺す...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...苦心の饗宴もこれで終りました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...折角の饗宴を、始めない先にミンチン先生に見付けられたあの晩は、ラムダスは持って行くものをすっかり自分の部屋に用意して、天窓から様子を見ていたのでした...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...あとは外へ出て遊ぶこと……」啓吉と饗庭芳子とが残った...
林芙美子 「泣虫小僧」
...饗庭さんも、副級長さんでしょ...
林芙美子 「泣虫小僧」
...誰でも宴会を――野外での大仕掛な饗応を催したい者には...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...さすればこの通り饗応しやると...
南方熊楠 「十二支考」
...親戚の婦人などへの饗応のたねだった...
宮島資夫 「四谷、赤坂」
...これも亦饗庭篁村(あへばくわうそん)さんの所蔵である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...断片は饗庭篁村(あへばくわうそん)さんの蔵する所である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それが畢(をは)つてから饗應して還(かへ)す例になつてゐた...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...饗宴(きょうえん)に善美をつくし酒興遊楽に耽(ふけ)ること...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...どんな貴賓を饗するにも恥かしいものではなかった...
吉川英治 「三国志」
...これは納めておこう」仲達はそういって、なお使者をねぎらい、酒を饗して、座間(ざかん)に訪ねた...
吉川英治 「三国志」
...饗応(きょうおう)の膳がくばられる...
吉川英治 「新書太閤記」
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