...ベルサガアルとクレオパトラの饗宴に行はれた罪悪が又犯されたと云ふものぢや...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...枕橋畔の料亭八百善、牛島神社の舊社地、弘福寺裏の富田木歩の家、淡島寒月の梵雲庵、饗庭篁村の家、幸田露伴の蝸牛庵、百花園の御成屋敷...
心猿 「桜もち」
...間もなく開かれる大饗宴(だいきょうえん)の献立について語りあったり...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...饗庭(あへば)篁村氏は剽軽(へうきん)な面白い爺さんだが...
薄田泣菫 「茶話」
...饗庭篁村(あへばくわうそん)氏などと一緒に面白い事をして遊んでゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...丁度其処へ饗庭(あえば)――これもお前の...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...彼女たちのある者にとっては贅沢(ぜいたく)な饗宴(きょうえん)であった...
徳田秋声 「縮図」
...過ぐる二十年間の大饗宴に飽き/\してゐる...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...十年後には饗応すると云(いっ)て案内状を出したようなものだ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...饗応(きょうおう)の法則は越えないようにして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御自身の手ではただ来賓を饗応(きょうおう)する座敷の装飾その他のことだけをおさせになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...饗宴の張られる隣のにぎやかな物の気配(けはい)...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...饗庭篁村(あへばくわうそん)さんの所蔵の此書牘の断片は下(しも)の如きものである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...饗応(きょうおう)をするという意味であったのを...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...揚屋茶屋で饗応し...
山本周五郎 「花も刀も」
...帰り道に招かれて夕食の饗応(もてなし)を受けていた...
夢野久作 「斬られたさに」
...夕方西田君に伴はれて満鉄本社営業課の加藤郁哉君と予等夫婦が星ヶ浦の大和ホテルで晩※の饗を受けた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...猪鼻台(いのはなだい)の館の饗宴に臨んだ時...
吉川英治 「源頼朝」
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